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Dear doLOHAS,
GrussGott! こんにちは!
緑の葉が金色や茶色に変わり、いつもの散歩道は落ち葉でいっぱいになってきています。歩くたびに、カサカサと言う音が秋の深さを感じさせてくれます。
庭のりんごも今年は豊作で、毎週田舎に帰るたびに、りんごパイを食べ、義理ママが作ってくれるリンゴのチップスをほおばり、きのこグーラッシュ(ハンガリー風のスパイスの効いたシチュウ)で体を温め、かぼちゃ料理に舌鼓を打っています。本当に実りの秋を堪能しています!
ある日曜日、朝早く起きて義理ママと一緒に教会へ出かけました。
収穫祭のメッセ(ミサ)があったのです。イースターのメッセやクリスマスのメッセは毎年行きますが、収穫祭のメッセはまだ一度も行ったことがありませんでした。
収穫祭のメッセは、昔からの教会関係者、あるいは農家の女性たちが、手作りの金色の帽子をかぶり、特別なドレスを着るということでもとても見ごたえのあるメッセなんです。
この金色の帽子は、皆自分で時間をかけて編み上げるのだそうです。しかも、本物の金を使って!手には白い手袋。もちろんこれもお手製。
前からこの話を義理ママに聞いていたので、兼ねてから、私はどうしても行ってみたかったメッセです。
その日は朝から雲ひとつない晴天。まさに秋晴れ。
教会へ入ると、前列には金色の帽子をかぶった女性たちの美しい姿が見えました。そして、収穫祭のシンボルになる麦の穂で作られた大きな王冠が、祭壇の前に飾られていました。
祭壇の下には、いろいろな手作りのパン、周辺で収穫された野菜、そして花などが綺麗に並べられています。
そして、祭壇の後ろのステンドガラスからは、時々、秋の金色に輝いた太陽が降り注いで、言葉では言い表せないような素敵な光景でした。
いつもと違う秋のエネルギーに満ちた教会。
やがて、神父さんのメッセが始まりました。
もちろんテーマは『感謝』。
印象に残ったのは、「今日だけでなく、毎日の日常の中にも、意識して『感謝』の気持ちを持つ。表す。意識すると、気持ちの持ち方が違ってくる。」という言葉でした。
メッセが終わってから、義理ママと彼女のお友達と一緒にカフェに行きました。美味しいモカを飲みながら、色々とオーストリアのこの地方の伝統の話を教えてもいました。
女性たちが被っていた金色の帽子は、一度作ると一生大切に使われ、そして代々受け継がれていくそうです。全てが本物の金で作られているので高価なもので、「ちょうど日本の着物みたいなものじゃないかしら?」と、義理ママ。でもこの作る作業はとても細かくて時間がかかるのだそうです。
そういえば、私のおばあちゃんたちも、昔は自分たちで着物を縫い、それを娘たちに受け継いでいく…、というような話しを聞いたことがあります。
時間をかけて作ったものを愛する人に受け継いでいく…、やはり感謝という気持ちは、心がこもっている、愛情があるものからしか生まれない感情なのじゃないかなと、ふと思いました。
愛がないところに感謝はなく、反対に、感謝の気持ちがないところに愛が存在しないってことになるのかもしれません。
カフェを出て、ゆっくりと公園の中を散歩しながら歩いて家路へ。木々の間から太陽が差し込み、葉を金色に照らしています。
「今日は一緒にきてくれてありがとう。」という義理ママ。
「こんな素晴らしいメッセに誘ってくれてありがとう。」と、私。
秋の暖かな日差しの中、心に残る一日を過ごすことができたことに心から感謝。
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