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2005/9/1 UP
Enjoy LOHAS ロハス実践者によるリレーコラム
医師として考えるLOHASのこれから
専門家の方と一緒にLOHASを考えるこのコーナー。次号よりコラムを届けてくれるのは、内科医師の田村拓二先生です。田村先生は医療業界にLOHASの概念を取り入れて、新しい医療の在り方を提案していこうとされています。
 
 
第1回は、編集部から田村先生へのインタビューをお届けいたします。先生曰く「自分もまだまだLOHASを勉強中」とのことで、皆さんと一緒にLOHASを考え、いろいろな方との意見交換を通して、医療の見地からLOHASのこれからについて、コラムをお届けしていきたいと思っています。


医師としてLOHASに興味を持ったきっかけは?

患者さんを治療することが医者の仕事ですが、私はいつも、その逆を考えていました。つまり、病気の原因となる10年前の患者さんの生活を改善することで、どうにかして病気の発症を未然に防げないかと。

その考えの延長で、東洋医学の一つで「中医学」というものに興味を持ち始め、その中で「未病」という言葉に出会いました。「未病」とは、全く症状がないけれど健康診断では引っかかってしまう人、もしくは診断では問題がないのに不調を訴える人のことを言います。

日本の人口は約1億2000万人ですが、約3千人が病人で、3千万人が健康な人だと言われています。私は、それなら残りの6千万人は皆「未病」の人なのではないかと思ったんです。その人たちに対して、病気予防と健康維持のための方法を教えていきたいと思いました。病気から身を守る。それこそが大切なことなのだと。

そう考えているときに、LOHASという概念と出会いました。経済的にも裕福で、医療に関する知識のあるような人たちが実践しているライフスタイルだと知り、興味を持ちました。自分がこれまで興味を持っていた「未病」という考え方とLOHASには、通じるところがあると思ったんです。


医療の世界ではLOHASはどのように捉えられているのですか?
アメリカでは医療の現場でもLOHASは浸透していますが、日本ではまだ本当の意味でLOHASを実践できている医療機関はないと思います。医療の世界はしがらみも多く、新しいことを主張しづらい業界です。そんな中でも敢えて、私は新しいことを提唱していきたいと思っています。

今、人々の医療の現場を見る目が厳しくなるにつれ、逆に閉鎖的な方へ傾いてしまっている気がします。科学的に立証されたことがすべてという風潮が強まり、昔から伝わる民間療法は認められません。ところがLOHASの場合は、あくまでもライフスタイルなので、そんな決まりごとはなく、境界線もありません。建築家や料理人や経営者など、いろんな立場の人が、LOHASについて語り合っています。

スタイルは一つじゃないというLOHASの自由な世界に、とても魅力を感じています。自分が健康になるという内側だけのことでなく、外(=環境)にもやさしいというところが、LOHASの面白いところです。

今、LOHASの「代替医療」というカテゴリでは、サプリメントや健康食品の摂取ということが主流になっていますが、これからはもっとストレートで積極的な流れに変わると思います。例えば、山村に癒しの旅に出ることで体を治癒するというような。人間らしい自然な生活をすれば健康になるんだという、根本的な考え方に変わっていくのではないかと思っています。


これから取り組んでみたいことは?
私の夢は、LOHASを真剣に考える人たちと一緒に、LOHASクリニックを作ることです。レストランやカフェが併設されており、アロマセラピストやマッサージ師、美容師などがいて、そこに行けば体と心の悩みが解決するような場所。空気の良いところで、ゆっくり美味しいものを食べて、患者さんがリフレッシュできるような場所です。

病院というとネガティブなイメージがあると思いますが、ジムに行くような感覚で検査を受けに行けるような、健康維持を楽しめるような感覚に変えていきたいんです。

治療というものを根本から変えていきたい。あれもダメ、これもダメという治療法は、患者さんから生きていく楽しみを奪うことになります。それでは意味がありません。そうではなく、人生を楽しみながら病気と付き合うというスタンス、境遇を受け入れながら前向きに治そうと考えていくことが、患者さんにとって大切なことです。治療というより、ライフスタイルの改善ですね。

患者さんとは率直に意見交換したいし、1人の医者の意見だけでなく、多分野の人が同じテーブルでお茶でも飲みながら話し合える環境があることが理想です。LOHASクリニックでそれを実現したい。人生に何が大切なのかを考えれば、そのように考えていくことが自然だと思うからです。根本にあるのは、患者さんと長くお付き合いをしていきたいという思いです。いろんな業種の方と協力して、未病の方をサポートできればと思っています。


LOHASな食生活とは?
LOHASな食生活の基本は、その土地のもの、旬の季節のもの、新鮮なものを食べることです。また、なるべく自然のもので栄養を摂ることを心がけてください。とはいえ、都会でそれを実践するのは難しい部分もありますので、スーパーやレストランや宅配業者など、企業側がLOHASを浸透していくようになればいいなと思っています。

難しく考えず、小さなことから心がけることで、意識は変わります。そして1つこだわることで、普段飲んでいる水や、使っている調味料や、行き着けのスーパーから、食材の保存方法まで、いろんなことに気を配るようになります。まず、1つにこだわってみることから、始めてみましょう。

ガチガチにルールを決めるのでなく臨機応変に。自然な気持ちを大切に。そうすることで自然に気持ちも変わっていきます。LOHASは自分にとっても、地球にとっても良いことです。そして一人一人が実践することで世界は変わります。将来的には、水を買う必要がなくなったり、医者が要らなくなるような世界になれば、理想的だと思うんです。


読者の皆さまへのメッセージをどうぞ。
LOHASの概念すべてに生活を当てはめる必要はないので、自分になりに生活を見つめ直すことから始めてみてください。最初は実践できなくても、そうなりたいと思う姿をイメージするだけでもいいと思います。石鹸を変えてみるとか、水を変えてみるとか。1つでもいいから始めてみてください。やってみることで気持ちが豊かになるものですから。

私と同じ30代の方へは、30代という人生で一番大変な時期だからこそ、健康に気を配ってほしいと伝えたいです。特に不養生になりがちな男性は気をつけてほしい。ぜひパートナーや家族と一緒にLOHASについて話し合ってみてください。
 

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※写真はイメージです





















































































































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