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2005/10/14 UP
Enjoy LOHAS ロハス実践者によるリレーコラム
 

新しいことに挑戦

内科医師 田村拓二先生

LOHASと医療において新しいことをはじめてみよう。
皆さんはまず、どんなことが思いうかぶでしょうか?
その前に『LOHASと医療』というのはどんなものでしょう?

   
 
LOHAS医療
前回は医療のみならず私のLOHASに対する考えを喋りまくってしまいました。今回は実質上第一回目ということになりますので、まず少し考えてみようと思います。
そもそもLOHASというのはまず自分の体(心も)が健康で環境にもやさしい、持続性の保てるライフスタイル・・・ですよね。

そう考えると『無理の無い極力自然な治療法で、基本的には個々の自然治癒を最大限にバックアップしてあげる、受ける側と施す側の間の力関係に偏りが無い医療』・・・こんな感じでしょうか。LOHASを考えた医療というのは基本的にやさしい医療になると思われます。

LOHASの定義に先進医療(普通に病院やクリニックで受けるオーソドックスな医療)は入っていません。これは病院に行くということはあくまでも一時的なことでやむを得ず行く、もしくは願わくば行きたくない・・・というどちらかというとNEGATIVEな考えがあること。そもそも病院に行き工場で作られた薬をもらい、検査のために放射線被爆を受け、レーザー治療で皮膚をきれいにする・・・どこを取っても自然とはかけ離れているような感じをうけること。いずれにせよ、現状での一般的な医療は確かにLOHASの概念には当てはめづらく、受け入れられにくいと思います。

確かに現状での一般医療のいくらかはどう考えてもLOHASには近づけないような事柄も残念ながらあります。ただ、またいくらかは明らかにLOHASの範疇にはいるのでは?というものもあります。将来を長い目で見た場合、医療においてもLOHASは必ず触れずに通れないようになってくると思われます。最先端の電子検査機器などを使用し、分子レベルから計算された薬剤を使用している医療現場にいる医師の端くれとしては、LOHASを追求することは大きな矛盾(なにしろ病気を治したい、きれいになりたいという患者の希望をかなえて上げる事を最優先とすべきか? 周辺環境や患者さんの将来に至るまですべて天秤にかけて無理の無い治療を施すか?ということ)にぶつかることとなります。

これからいかに先端医療を追及しつつ、LOHASにも踏み込めるか?
まずはLOHASを自らも考え、勉強しながら皆さんに提案してみようと考えております。まずはよろしく。
 
新しいことをやってみよう
前置きがえらく長くなってしまいました。いよいよ今回のテーマです。今回はLOHASに関する新しいことをやってみよう。ということです。
このテーマをもらったときに「さてどうしよう?」と思ってしまいました。前述のようになにしろそもそもLOHASの中に『ベタな医療』というのはないわけだし。そこで今回は現在の医療におけるLOHASっぽいところ、LOHASかなあ、というところを探してみることとしました。
 
食事療法
皆さんは食事療法というのはどのようなイメージがありますか?糖尿病の人や高脂血症の人が治療の一環として行う、ダイエット、こんなものでしょうか?
実際私も大事な治療法のひとつとは考えておりましたが、即効性というよりは持続にて生活習慣そのもの、体質そのものを変えて慢性的な生活習慣病を治していく。そう考えていました。これからお話しするのは現実に真剣に最先端の医療機関で研究されている内容であり、食事療法の概念を変えてしまうようなお話です。


(1)もしあなたが頭痛で大学病院を受診して、かなり怖そうな先生に「これを処方しておきますから、改善しなかったらまた来てください」と真剣にいわれ、家に帰って薬袋を開けたら黄金色の液体が入っている。指定された量を内服してみたら・・・「これオリーブオイルじゃん!」ということになったらどうします?
 
新鮮なオリーブオイルに抗炎症剤イブプロフェンと同様の鎮痛作用をもつ物質が含まれていることを米ペンシルバニア大学などの研究チームがつきとめました。オイルに含まれている成分も特定されており、その化学構造そのものはイブプロフェンとはまったく異なるが、イブプロフェンと同様の仕組みで炎症を抑える作用があるということです。研究チームでは「現状では物質の含有量が少ないため油を食べても頭痛などに鎮痛薬として即有効、ということは考えにくいが長期摂取にてイブプロフェンのように癌のリスク軽減や抗血栓療法として効果が得られるようになるかもしれない」としています。残念ながら今の段階でオリーブオイルを即イブプロフェンの変わりに使うわけには行きませんが、純天然の植物がそのまま治療薬になる!たのしみですよね。


(2)もし、あなたが「最近物忘れが激しいなあ」と思っていたら突然医師から「アルツハイマー病です」といわれてしまった。かなりのショックでしょう。「これからどうしよう、なにかよい薬は?」と落ち込んでいたら医師から「これらを処方しておきますから隣に行ってください」といわれ、行ってみたら八百屋!言われるままに「オレンジやアスパラガス、ブロッコリー」などを山ほど渡される・・・「いよいよボケたか、薬局と間違えたか?」と思うも八百屋さんから 「合っているよう!!みんなうちで買って帰るのさ」といわれたら、どうします?
 
アメリカにてある研究グループは9年間にわたり60歳以上の579人のアルツハイマーにかかっていない人達を観察し、葉酸を豊富に摂取していた人は摂取していない人より50%以上アルツハイマーを発症するリスクが減少する、ということを発表した。この研究においては葉酸の摂取は食事と栄養補助食品も含めているが、米国心臓学会では脳卒中などのリスク減少にはむしろ果物や野菜にて摂取することを薦めており、いずれもしかしたら日本でももっと強くアルツハイマーや脳卒中の患者、もしくはリスクを持っている患者に対して葉酸を含む野菜を摂取することを薦めるようになるかもしれませんね。

これらは実際に最新医療の研究現場、最先端医療の真っ只中にて研究されているものです。ただし残念ながらこのようなことばかり研究されている、というわけではなく、やはり遺伝子治療やそのほか様々な化学や物理など自然やLOHASとは係わり合いの無いような研究のほうがむしろ盛んかも知れません。以前にも触れましたが、現代の西洋医学の世界では以前にもまして仕組みや理屈、確立などが重要視されるようになりました。いまだに人間の体の仕組みや理屈は解明しきれてはいないというのに、今、検査や治療、医療行為をするにはなにしろ根拠が必要とされるのです。

計算どおりいかないのが生き物であり、命ですから。成功率99%の治療でもたまたま1人に効かなければ、その人からすれば100%失敗ということになるわけです。いつか、数字や理屈、新しいことばかりに目を向けるのではなく、今以上に既存の治療法や検査法にスポットライトが当たるようになれば、医療の世界が更に広がるかもしれませんね。

最後にすごく興味のあるニュース(私だけかもしれませんが)を1つご紹介しましょう。


2020年、私は医師である。今日はレントゲンを使った治療が朝からある。1日中だ。今日の検査はかなり困難で緊張したものになるだろう。検査に参加するスタッフ全員集合。ミーティングが終了した。ピリピリした空気が満ちてきた。術衣を着てマスクをつける。さあ、いくか。・・・っと、しまった、肝心な事忘れていた。ふと見ると助手についてくれている看護士がいつものように微笑みながら液体の入ったビンを渡してくれた。私以外はすでにみんな1本飲み終えているという。よく冷えていた。今日はアサヒスーパードライ、大瓶だった。うぃ、ひっく。

放射線医学研究所という施設にて研究されたところによると、ビールに含まれる「メラトニン」という物質などに放射線による染色体異常を最大40%減らす効果がある、と発表しました。以前に起きたチェルノブイリの原発事故でも被爆者の障害がアルコール飲料にて軽減された、という報告があったそうですが、今回のようにはっきり放射線防護効果のある成分が特定されたのは初めてのことだそうです。だからといって前述のような光景が将来実現することはまず無いでしょう(私は本気で願っておりますが)。これも未知の物質ではなく、おなじみの食品に本気で目を向けた成果だろうと思われます。

いつか病気すべてが何かを食べることによって直ってしまう。そんな楽しい日が来ることを待ちつつ、今日から何気なく食べている日々の食事について見直してみたらいかがでしょうか?

※写真はイメージです

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