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2005/12/15 UP
Enjoy LOHAS ロハス実践者によるリレーコラム
 

体の中から全身を整える

内科医師 田村拓二先生

体のそうじ、しかも多少(?)医学的かつLOHAS的。そこでたまには自分の専門である内科・循環器科から、「体の中から全身を整える」、このことを書くことにしました。そういえば医者でしたね、私は。

   
 
良いものを身体の中で利用する

体の中から皮膚をきれいにする、体の中から髪をきれいにする、どうやってそんなことをするのか?

これはある意味、体の中のみならず中も外も整える、ということになるものです。そのポイントは血管と血液です。

細胞が造られ、維持され、壊され、また造られる。人間の生命維持には酸素と栄養(エネルギー)が必要です。植物のように光合成をすることができない人間は口や鼻から摂取し、循環させる必要があります。


ここに一つポイントがあります。質の良いものを摂取する、良い空気を吸う、きれいな水を飲む・・・、これら自体は当然良いことなのですが、これだけでは片手落ちに成ることがあります。「良いものはうまく循環され利用されてこそ価値がある」からです。どうしても摂取する物、摂取方法、摂取するところまでで安心してしまいがちになります。実はその先が重要だったりするのです。個人個人で差が付くのもそこから先だったりするのです。

例えばどんなに鼻を広げて深呼吸しても、肺や空気の通り道である気管が健全でも駄目な場合があります。そのきれいな空気・酸素が全身に行き渡らなければ、どんなに激しく呼吸しても意味がない。同様にどんなに有効な自然食品やサプリメント、エネルギーを摂っても体の節々に行き渡らなければ、使いこなせない。という可能性があるわけです。

心筋梗塞・脳梗塞という病気はその状態の最たる物で、血管がつまってしまい栄養・酸素が行き渡らなく成ってしまうことによって、命に関わるようなことが起こってしまうわけです。おなじように起こる場所、血管の規模により被害が大きくなるか否か変わってきますが、血管があり循環が行われている限り、皮膚であり髪であり、臓器でありどこでも起こりうるわけです。

逆に全身に張り巡らされた血管の中の血液の流れをきれいにする事にて、内臓から皮膚、髪に至るまでまとめてきれいに元気にしてしまおう、それも特殊な医薬品ではなく、誰でも手に入れられる自然な物で。と言うのがある意味究極の体全体のメンテナンスではないでしょうか?

 
血液サラサラとは?

最近よく「血液サラサラ食品」「血液をきれいにする食品」なんてものが氾濫していますが、実際には本当にそうかどうか確認されたものは多くはありません。

正常な血液
ややドロドロ血液
ドロドロ血液

イメージ的に訴えて売られている物も相当あります。
現時点で実際に血液の流れを見ることができるのは
「MCFAN(エムシーファン)」と言う機械でしかありません。

画面の真ん中に横一列にフィルターがあり、上から下に血液が流れていく画像を健康番組なんかで見たことがあるかも知れません。血液は流れて初めて意味があるので、流してみることが重要なのです。

他にも「血液サラサラを調べる方法」みたいな物がいくつかありますが流れていない検査法では全て「サラサラ」かどうかはわかりませんので注意してください。その機械にて検証された食物をいくつかあげてみましょう。




【黒酢】玄米と麹のみを材料にしており長期間かけて醸造されるもので、流れを良くする力はトップクラスと考えられており、飲んで1〜2時間で効果が現れるケースも確認されています。

【梅肉エキス】青い梅の実を煮詰めたものでこれも即効性があるもので、しかも梅干しの何十倍もの効果があると言われています。ちなみに錠剤になっているものは摂取しやすいです。上の黒酢と一緒にされた錠剤型のサプリメントもあります。


【納豆】含まれる「ナットウキナーゼ」この、名前まんまの酵素のパワーがすごく、大豆製品の中でもダントツです

【青魚】ようはサンマやアジなどですが、これらにはEPA(エイコサペンタエン酸)という不飽和脂肪酸が多く含まれておりこれがサラサラにします。ちなみに極力生で摂取しましょう。また、柑橘系と一緒に摂るとなおいいです。おいしいし。

【黒豆】大豆の一種である黒豆にはビタミンやイソフラボン、レシチンなどの成分が入っていますが、なんと言っても黒豆の黒い色素の成分は抗酸化作用を持つポリフェノールの一種のアントシアニン系の物質です。甘く煮た豆を良く目にしますが、実際はその煮汁にも効果があるらしく、煮汁も本当は摂取したほうがより良いそうです。

 
 
 
 
 

【緑茶】緑茶の渋み成分であるカテキンは抗酸化力をつポリフェノールの一種であり、細菌の繁殖を抑えることも知られています。緑茶はさらにβカロテンやビタミンCも豊富です。なお緑茶は飲むだけでなく料理にて丸ごと摂取することも有効です。

【トマト】トマトの赤い色素であるリコペンには抗酸化作用があり、かつ癌の抑制効果や高血圧の予防効果などもあるそうです。また、真っ赤に熟している物ほどリコペンを豊富に含み、加熱などにも影響を受けにくくトマトケチャップなどでも豊富に摂取できるそうです。油物と一緒に摂取するとなお吸収が高まりそうです。

【タマネギ】切って涙が出てくる成分、硫化アリルという成分が悪玉コレステロールの増加を抑え、さらに血液をサラサラにします。タマネギ特有のピラジンという成分も同様にサラサラにします。長く水にさらさずに調理することやビタミンB1を多く含む豚肉や大豆を一緒に摂取すると吸収率がアップするそうです。

【ビール】ビタミンBやミネラルが豊富で、アルコールの中では栄養バランスが良いものです。また、適量は血液の流れも良くすることが明らかに成っています。適量とはロング缶一本くらいだそうです。更に血液を増やす作用や、脳細胞の老化を予防する効果も期待できそうです。

【赤ワイン】ブドウの果皮や種子に含まれているタンニン、アントシアニンなどはポリフェノールと呼ばれ、抗酸化作用があります。更に含まれるカリウムは高血圧予防にもなります。これまた適量が重要でしょうがグラス2杯くらいでしょうか。

他にも色々ありますが、きりがないのでそれはまたの機会としましょう。ちなみに最後の2項目にしても他の項目にしても、あくまでも血液の流れをMCFANによって良くするかどうか?と言うことにのみ特化して、流れをよくした物だけを記載してあります。当然個々の体質などにも関係し、例えばアルコール性肝炎の人は血液がサラサラになるからと言って酒を飲んではいけません。

病気に関して言えば、現在は血管に問題がおこり血液の流れが悪くなって起こる「心筋梗塞」や「脳梗塞」については基本的には機械的に狭くなった血管を押し広げたり、メッシュで裏打ちして補強したり、軽い物には内服薬で血管を広げたり血液の流れを良くしたりして治療しています。以前にも書いたようにいつか狭心症や脳梗塞の患者さんに堂々と「黒酢○○ccと梅肉××グラム毎日摂取しなさい」とか言える日が来ると良いなと思っています。

みなさんも血液の中身もそうですが、なにしろ血液の流れをよくして、きれいにして病気予防のみならず美容、アンチエイジングに至るまでさっぱりすっきりしてはどうでしょうか?

ちなみに私も体の大掃除をする、といって今日もまた飲むことにします。

あ、と言っても適量ですよ適量、たぶん。それでは、また。

※写真はイメージです

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