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2006/05/26 UP
Enjoy LOHAS ロハス実践者によるリレーコラム
 

欲しいロハスアイテム

内科医師 田村拓二先生

どうも、ひと月ぶりです。今回のテーマは「セレクトショップ」が始まる、と言う事をうけて「欲しいロハスアイテム」について書きました。そのなかでも今回は衣服。単純な好みでそうなりました。ご勘弁を。

   
 

今回、取り上げるのは「patagonia」

ちょっと前にフリースやダウンでちょっとはやったりしたでしょうか?
私がpatagoniaに出会ったのはまだ新しく、1992〜3年頃でした。
初めは大学の同級生が着ていたフリースを見て欲しくなり、実際には1994年に
初めて1着のフリースを購入しました。当時120ドル位して、やっとこさ1着買った覚えがあります。
非常に軽く頑丈で、実は今でも存命(?)しております。その当時から単なるアウトドアウェアメーカーのみならず、環境対策などに力を入れているメーカー、という認識はありましたが、あくまでも商品そのものの品質の良さにしか目がいきませんでした。そして昨今「LOHAS」という概念に触れあう事になり、改めて考えてみると 「patagonia」とはまさに「ロハスウェア」と考えられるのではないか。と考えるようになったのです。

 

【パタゴニアとは?】


パタゴニアは元々イヴォン・シュイナードという アメリカ人が自分でクライ

ミングに使用するために手製で作った道具を販売し始めた事が始まりです。
自分の楽しみと使いやすさの為に試行錯誤して生み 出したものなので利便性と質の良さ、個性、ユーモアを持ち合わせていたようです 。
開始して10数年でアメリカトップクラスのクライミングギア・サプライヤーになったというのはいかに彼の創造性や製品に対するこだわりが優れていたかという現れでしょう。

しかしここからが真のpatagoniaの誕生になります。
このころから徐々に当時最も売れていたクライミングギアを製造しなくなります。
彼らの作成したギアはクライミングには極めて優れた働きをするものの、岩場に深刻なダメージを与えてしまう事がわかったからです。
彼らは当時の最大の武器とも言えるギアの製造販売をあえて中止し、自然に優しい製品を作成する事を目指したのです。その後新しい化繊であるシンチラなどを開発し、アウトドア製品の既存の色などの常識を打破するような商品を生み出し、1980年代には更に急成長を遂げるのです。


【環境保全へ】
そもそもpatagoniaは1970年代から既に環境問題に取り組んでいたようです。
自然の実際の地域の環境問題への提言や研究、運動の参加や寄付ももちろんであるが、1980年代から カタログを再生紙に変更し、ペットボトルから再生ポリエステルを作り、フリースを作成したりしました。1996年にはpatagoniaの配送センター自体を太陽エネルギーなど使用し、再生材料を使用した省エネルギー工場とし使用する染料も有毒金属や硫化物を必要とするカラーを廃止したのです。

【オーガニックコットン】
石油を原料とするポリエステルやナイロンが汚染の原因になるというのは容易に理解できますが、自然であるはずの「コットン」がそれらより遙かに環境に悪影響を及ぼしていた事をみなさんご存じでしょうか?
元来有機農法で栽培されてきたコットンが第二次大戦後化学薬品の商業利用が認められたため、神経ガスとして開発されていたような薬品が、農薬として大量に使われだしたりしたため、環境に対する多大な悪影響が認められてきたわけです。Patagonoaは1994年に同社で扱うコットン製品全てを有機農法のオーガニックコットン製にすると決定し、わずか2年後に実現したのです。


【更に未来へ】
今なおpatagoniaは環境への影響が少ない素材を追求しています。
最近ではペットボトル以外のリサイクル原料からポリエステルを再生する方法を 生み出し、そこから実際に製品も作るようになっています。また、そもそも古くなったポリエステルのpatagonia製品そのものをリサイクルするような試みも始まっています。いつか100%patagonia製品からpatagonia製品が生まれ、またpatagonia製品に帰っていくという真のリサイクル製品が出来るかも知れません。

【最後に】
patagonia製品を使用し始めて12年になります。
今では知人の出産祝いに子供用製品を持っていき、白衣の下に自分で着用し 寝間着代わりに、スキーウエアやゴルフにと必ずどこかで利用しています。
正直言って派手さはありません。また、高いです、正直言って。

しかし環境に優しいなどという、高尚な概念は抜きにしてもなぜかすごく愛着がわくような製品なのです。前述したように、10年以上前のウエアも全く使用できます、ボロくはなりますが。でもなかなか10年以上現役で着られるウエアもないような気がします。
このような長生きしてくれる、また、持ち主がウエアを長生きさせる気にしてくれる・・・これはこの時点で既に環境保全の端くれなのではないでしょうか?
更にその商品自体がそもそも環境対策を考えて生み出されていた製品であれば完全だと思います。

買うのも、着るのも楽しみでなおかつ愛着がわき、長持ちする環境に優しいウエア・・・。これぞまさにLOHASの形の一つなのではないでしょうか?
いつかみなさんが高級ブランド○×の高級タキシード、ドレスではなく、patagoniaのポロシャツであえてフォーマルなパーティに胸を張って出席出来るようになれば(単にクールビズとか言っているのではなく)もっともっと地球が元気になるかも知れませんね。

最後にpatagoniaには商品をパッケージングする袋は基本的にはありません(最近は言えば用意してくれますが)、わしづかみにして店の中を通り、町中を持ち歩くのはなんとなく変な気がします、万引きでもしたかのようで(したことはないけどね)。でもあえて「どうします?」と聞かれたら「いいです、このまま持っていきます」と言ってあげてください、それこそpatagoniaの精神であり、LOHASの第一歩であり、あなた自身が地球を守った、と言う事になるのですから。


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