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2008/4/14 UP
Enjoy LOHAS ロハス実践者によるリレーコラム
 

命とロハス

内科医師 田村拓二先生
大事なこと…忘れてませんか?

   
 
最後に…

クローン技術で自分のスペアを準備する。
再生医療で心筋梗塞の治療が始まろうとしている。
乳がん等の乳房切除者への乳房再建術が始まっている。
歯牙等がねずみで作成することができた。
お金で健康や寿命を買えるようになるのか?
結局は気持ちやそれまでの人生など買えない。
限りがあるこそ生き物であり、人間である。

なんて、映画かドラマのエンドロールのような文章をいきなり書いてしまいましたが、これらの事は表裏一体、諸刃の剣。夢の技術か悪魔の技術か非常に微妙な内容です。基本的には幹細胞という本来は人間にいたる以前の、「種」のような細胞から始まることです。

細胞が分裂・分化して臓器になる・・・。一昔前ならSFの世界で考えられていたことですが、今では全く持って普通レベルの事です。普通に一般の新聞・週刊誌にも掲載され、一般の人もなんとなく聞いたことあるなぁ・・・、という内容になっています。実際にはクローン生物の発がん性の増加や寿命が短いことなど、問題点は徐々に出てきています。しかし、データが良いものでも悪いものでも集まっているのは間違いないでしょう。データが集まれば集まるほど解決策を生み出される確率も高まります。いずれは死に対する感覚もかわってしまうのでしょうか?

2100年、東京。とある総合病院。

「ご主人は末期がんですね、肝臓と腎臓、肺も転移しています」
「そうですか・・・」
「で、どうします?全部一括で変えますか?」
「そうですね、あまり仕事にも穴を開けたくないので一括で」
「では今日早速細胞を接取しましょう。さすがに1ヶ月かかりますので、仕上がったら連絡入れましょう」
「まぁ、よかったです。脳には異常なくて。最近脳の一部を代えた友人がどうもしっくりこないとなげいていたので」
「慣れですよ、慣れ。私も実は脳腫瘍で脳を治しましたけど2ヶ月ぐらい変な感じでしたら」
「なんだ、先生もでしたか?じゃあ安心だ。伝えときますね」

…これに医学的根拠は入っていません。専門家の先生からするとエライ馬鹿にしているように感じられるかもしれません。 でも、このまま闇雲に再生医療が進歩していけばこんな事が起こりうるのではないかと本気で私は思っています。考えているわけではないが、思っています。

「倫理観や宗教観がしっかりしているから、そんな勝手なことは起こりえない」と偉い先生方が言ったとしても、「実際に自分の家族や、自分が死に直面したら、犯罪を犯してでも助けようとするのではないか?

しかし「人間は生き物であり、いつかは必ず天に帰る。だからタイムリミットまでしっかり生きるべきだ」と偉い先生が言っていました。

夢がないかもしれませんが、「少しでも健康で、豊かな人生」は今後ますます期待できますが、「いつまででも生きられる無限の人生」と言うのはありえないような気がします。
「だからこそ生きることは大切」
「だからこそ命は尊い」
医療が進歩すればするほど、忘れがちなことですけどね。 もう一度周りを見渡してみてください。
大事なこと、大事な人のことをわすれていませんか?


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