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LOHASトーク
 
 
2005/12/20 UP
 

第4回目は、株式会社アークフラッシュ本部代表取締役の笹川透さんをゲストにお迎えいたしました。

医療用器具の洗浄として「汚れを酸素で浮かして取る」「排水が99%地球に戻る」という今までの洗剤の常識を覆す発想で商品を開発、販売し、 洗浄の正しい知識と普及に力を注いでいます。

 

 

株式会社アークフラッシュ本部  代表取締役 笹川透

1954年 3月15日 東京生まれ 
     東海大学海洋学部 水産学科 卒業 
大手商社に入社後、海外において海老などの養殖技術を供与、退社後洗浄システム研究所を立ち上げる。 1991年株式会社アークフラッシュ本部を設立し洗浄システム研究所を吸収合併(資本金6,700万円)、 現在、アメリカ、イギリス、スイス、中国、台湾、シンガポール、マレーシアに支店を置き、グループ年商が600億円となる

 
     
 

株式会社LOHAS PROJECT 代表取締役 光永正樹

1971年 5月12日生まれ、東京生まれ東京育ち
1994年 日本体育大学卒業後、英国に渡る
1997年 メーカー勤務
2000年 財団法人国際協力技術研修財団 理事就任
2004年 株式会社光ジャパン設立
2005年 株式会社ロハス・プロジェクト設立

 
 

二人の出会い

笹川:弊社は光触媒(注1)と洗剤の事業をしております。そこで取引先のひとつにあった会社様から紹介を受けたのが始まりですね。今から3年前になりますね。

光永:そうですね。その会社様とは、別の接点で取引をしていたのですが、新たに始めた事業(光触媒)の話を伺ったときに、とても環境に配慮したシステムだったのでこれから普及していくべきだと感じました。そこで、光触媒の施工を実際に見せてもらいました。そのとき、使用していた洗剤(Uクリーン)が目に留まり、詳しい説明を聞くと、光触媒はもちろん環境によいのですが、約4550万世帯の何%の世帯が洗剤を変えるだけでも環境が改善するということで、光触媒よりも魅力的に感じたのです。その後、洗剤の製造元である笹川様を紹介していただきお付き合いが始まりました。

Uクリーン   

笹川: 多くの消費者にすぐに使ってもらうことは難しいので、まずは大量に洗剤を利用している業者さんに使用してもらうことで環境への負荷が少なくなるのではないかと思い、光永様と一緒に広めていくことになったのです。はじめは大変でしたが、徐々に受け入れてもらえるようになったのです。

光永:商品の良さを立証でき、業者さんに納得してもらえたのは、笹川様のお力のお陰です。その時に感じたのは、たかが洗剤なのですが、使い方ひとつで効果が大きく変わりますし、それを家庭でも生かせると掃除の労力や環境への負荷も相当減らせることができるとおもいました。衣類洗剤以外にトイレ用や台所用など生活シーンによって洗剤が異なる風潮がありますが、汚れを落とすという視点から見ると生活シーンごとに分ける必要はなく、『汚れ』はもっとシンプルなものじゃないのかなと思うのです。そんなに目的別に洗剤を変える必要があるのか???ただ心理的なところで、例えば含まれる成分は同じでもトイレ用となっているものを台所には使用したくないという方は多いですよね。そこにマーケティングの要素が大きく関わってきています。

Uクリーンは家の中のあらゆるシーンで本当に活躍します。洗剤本来の価値である、汚れを落とす、プラス、殺菌・除菌効果が高いのです。掃除が楽になり、使用用途が広く、環境への負荷が減る。色々な使用方法を見ていると‘楽’が‘楽しい’に変わってきますよね・・・(笑)

笹川: 私の信念として、「これを買ったほうが良い」とかこちらから押し付けるのではなく「選ぶ権利は消費者にあり!」と思うんです。消費者の知識の中で洗剤についてきちんと理解して使ってもらえればよいと思っています。それで選ばなければ、それなりの理由があるのだと思い、受け入れなければいけません。

石鹸と合成洗剤の良し悪し

笹川:消費者の中には、手作り石鹸や天然石鹸といわれるものの全てが環境に優しいと思いがちなのですが、良いものばかりではないんですね。考えてみてください、普通、油は流しに捨ててはいけませんよね。石鹸は、この油に劇薬の水酸化ナトリウムを加えて作るんです。これが体や環境に良いと思いますか?

光永: そうなんですか。石鹸は基本的にはその方法でしか作ることはできないんですよね?

笹川:そうですね。一般的にはこの方法で作られます。家庭用の排水は規制がないので、流しても問題にされないのですが、同じことを業者がすると、違反になってしまうのです。排水の水質汚濁の指標の1つに生物化学的酸素要求量(BOD)(注2)があります。この数値の排水基準は30ppmとされています。揚げ物をした油を原料に作った石鹸で手洗いした場合は、実に20,000ppmという高い値になるんです。環境基準から見るとかなりかけ離れた数値のものを、平気で流しているということになるんです。

光永:石鹸に変わりえるものはありませんか?

笹川: Uクリーンのような分子の短い活性剤を使用した場合は、排水は1.2ppmです。一般的に石鹸は自然のものだから、自然に優しい、合成洗剤は悪者と誤解されがちですが、BODひとつとっても良し悪しがわかりますよね。

光永:石鹸でも合成洗剤でも良し悪しがあるんですね。ちなみに良い石鹸はあるんですか?。

笹川:
ありますね。石鹸の原料となる油脂成分をアルコールやエーテルなどで一度分解しやすくしてからつくる石鹸がありますが、とてもコストが高くなります。通常の石鹸よりは低いppmになりますが・・・・。

泡神話の真相

光永: 私たちが日常使用するシャンプーはどうですか?

笹川:シャンプーは自然のものはなく、ほぼ合成です。原料には自然由来のもの(パーム油やヤシ油)を使った界面活性剤が主な原料であろうと思われます。ただ、シャンプー自体のBODは排水基準の30ppm内に収まる数値です。

光永:最近、アミノ酸シャンプーを見かけます。生物分解性(注3)があると記載されていますが、その表示があれば信頼してよいのでしょうか?

笹川: BODはどのくらいの数値でしたか?表記で生物分解性があるといっても具体的にはどのくらいかがはっきり明記されてないのがほとんどだと思いますよ。アミノ酸100%といっても分解されるのか?万が一食べても問題ないか?皮膚のパッチテストの結果はどうか?など、チェックポイントがいくつかあります。シャンプーは直接肌に触れるので、そういう試験をやらなくてはいけないので、どのぐらいの数値かで判断しうるところですね。

光永:ところで昔の洗剤は、とても泡が出ましたよね。泡で洗浄するようなイメージがあります。泡と洗浄力は深い関係がありますか?

笹川: かなりの人が誤解されているのですが、泡=洗浄力ではないんです。

光永:それでは、泡の持つ意味とは何ですか?

笹川:安い界面活性剤は分子が長いので、泡になるんです。分子が長い活性剤は安価な為価格競争において使用しやすいのです。泡が多くなればなるほど、洗浄力は逆に落ちるんですよ。家庭用の洗濯機は横回転する仕組みなので、とくに洗浄力には問題がありません。ところが、業務用の洗濯機の場合、縦回転をするので洗濯機の中では、衣類が上から落ちて、衣類同士がぶつかることで洗浄する仕組みになっているので、泡がたくさんあると泡がクッションの働きになるので、泡が立てば立つほど洗浄力が落ちてしまうのです。

光永:多くの消費者は泡で汚れを落とすと思っていますよね。

笹川:フィン美容石鹸で泡立てて洗うというCMがありますが、それも疑問がありますね。まさに泡神話です。

光永: 今までの常識が変わりますね。

情報操作と間違った消費者

光永:以前よりは環境に配慮する人は増えましたか?

笹川:増えましたが、間違った知識で危険な方向に向かっている人もいるのではないかと懸念してます。

光永: メディアの一方向の偏った情報で本質を見極められないケースが多いですよね。マスコミの影響力ってすごいですね。

笹川:スキムミルクが流行った時期がありますよね。私自身、普段からスキムミルクを利用していたので、あの時は困りましたよ。企業の情報操作もあると思いますが、消費者が間違った方向に進んでしまう心配があります。

光永:洗剤の正しい情報を広げるのも大変ですよね。環境によいUクリーンが、たくさんの抵抗勢力がいるなか、笹川様の広めていこうというエネルギーはどこからくるのですか?

笹川:Uクリーンを理解して使い続けている、信じてくれる人がいるからこそ頑張れるのです。なかには18年以上愛用されている方もいるんです。

1人が変われば環境が変わる

笹川: 経済白書を調べると、日本列島が晴れの区域に入るとみな洗濯をするので洗剤が8000トン売れるんです。つまり8000トン海に流れるということ。これは恐ろしいことすね。最近は日本近海はもとより海外から魚を獲っている状況をみると、魚の生態環境が洗剤で変化したと考えざるを得ません。海をよごすな!きれいにしよう!というまえに、おいしい魚を食たいと思う。そのときに、海を汚したら食べられるのか?次の世代にどんな海を残すのか?家庭でも工場でも気をつけて排水を流すことが、どれだけ環境が変わるのかを考えてほしいですね。

光永:日本全体をみたときに工場と家庭から出る排水はどちらが多いですか?

笹川: 工場が1%、家庭が99%です。

光永: 99%が家庭排水なんですか???家庭から出る排水ほど気をつけてなければならないということですね。一人一人の意識が変わらなくてはいけませんね。 環境に負荷を与えない洗濯のコツを教えてください。

 


笹川:
洗浄とは、温度・洗剤の量・洗い方(もむ、たたく)この3つが関連しています。

これらは、三角形の関係で、 温度を上げると洗剤の量が減る相関関係がありますね。熱湯が一番良いですが、生地によっては傷むことがあります。綿の場合は熱湯ですが。


例えば、綿のワイシャツを洗う場合、
通常の水道水(15℃〜20℃)の場合は洗剤が100g必要

水温を60℃にすると20g

100℃で10gでも同じ洗浄効果があります。

光永: これは面白い関係ですね。

笹川: 排水を汚さないという意識を持つ場合はお湯で洗うと良いですね。

光永:お湯にするための光熱費はかかりますが、環境にとっては良いですよね。

笹川:そうですね。多少、金額面で自己負担をしてでも環境を良くしようとする意識が大切ですね。お湯で洗うことで、洗剤の量がへり、すすぎも楽になるので、結果的に水量も減ります。

光永: 地球のバランスを考えると、お湯を利用することも必要ですね。

笹川:私は、自分の製品を全ての人に使ってもらおうとは思っていません。使い道を誤ればいいものも悪くなってしまいます。きちんと理解して正しく使っていただける方に広げていきたいです。

※注1: 光触媒
植物が光合成で二酸化炭素を酸素に変えるように光触媒は光があたると触媒効果が生じ、臭いや汚れの原因の反応物質を分解し、「空気がきれいになる」「菌の分解」「汚れ防止」「脱臭」などの効果があります。

※注2:生物化学的酸素要求量(BOD)
バクテリアが、水中の有機物を分解するのに必要な酸素量で、水質汚濁の指標の1つ。普通20℃において5日間に消費する量を、ppmまたはmg/lで示します。

※注2:生分解性
水・土壌環境での微生物などによる物質の分解の程度を示す指標のことです。
試験方法として通常、河川放流法という方法がとられています。1ケ月で80%を分解する活性剤を分解性が良いと表現しています。 Uクリーンは10日で99%以上の分解が行われます。

 編集後記

今回のトークでは、今までの洗剤の認識が変わるお話をしていただきました。私たち一人一人の家庭の排水を改善するだけで、環境が大きく変わること、それにはメディアの情報に流されるのではなく、正しい知識で商品を選ぶことが大切だと感じました。たとえ下水処理場が普及しても、汚れたものを流して良いというわけではなく、環境に配慮して排水をする。海に囲まれた日本という国に私たちはいるからこそ、海を大切に後生に残さなくてはなりませんね。


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