ロハスな人のコミュニティーサイト
お問合せ よくある質問
ホーム
ようこそ! ゲスト さん


LOHASトーク
 
 

2005/3/15 UP

 

第7回目は、統合医療ビレッジ薬剤師の酒井美佐子さんをゲストにお迎えいたしました。
紀元前から、人々の生活に役立てられてきたハーブ。
ストレスの多い現代社会にはなくてはならない存在になっています。今回は、ハーブの歴史から上手な付き合い方についてお話をしました。

 

 

統合医療ビレッジ
薬剤師 酒井美佐子さん 


平成4年東邦大学薬学部卒業。
東邦大学付属佐倉病院にて病棟臨床薬剤師として勤務後、カナダアルバータ大学の薬局研修後、平成15年より統合医療ビレッジ薬剤部長兼サプリメントアドバイザー。
ファカルティオブホメオパシー(英国)認定ホメオパシープライマリケア薬剤師。
・「がんを治す完全ガイド」(イーストプレス)連載
・「デトックス・ダイエット」(幻冬舎)著書、「3日で毒素排出」(イーストプレス)監修など。
第一ホテル東京内レストラン「アンシャンテ」にて女性の美と健康をテーマにハーブやフラワーエッセンスを取り入れたナチュラル健美食・ナチュラル野菜フレンチを監修。

 
     
 

株式会社LOHAS PROJECT 代表取締役 光永正樹

1971年 5月12日生まれ、東京生まれ東京育ち
1994年 日本体育大学卒業後、英国に渡る
1997年 メーカー勤務
2000年 財団法人国際協力技術研修財団 理事就任
2004年 株式会社光ジャパン設立
2005年 株式会社ロハス・プロジェクト設立

 
 

ハーブとアロマオイル

光永:人はいつ頃からハーブを使っていたのですか?

酒井:紀元前から使用していましたよ。

光永:すごい昔なんですね。その頃から今まで生育しているハーブってありますか?

酒井:ありますよ。例えばキリストの十字架に架けられたときの痛み止めとして使っていたフランキンセンスとミルラというハーブ。古代エジプト時代にはフランキンセンスやミルラを含んだ布を巻いてミイラ作りに使用したといわれているんですよ。昔、製油はゴールドに匹敵するぐらいの価値があるとされていて、盗人は装飾品と一緒にその包帯を持ち帰ったようです。

光永:面白いエピソードですね。ところで最近メディカルハーブという言葉を聞きますがこれはどんなハーブなんですか?

酒井:メディカルハーブは、病気の予防や治療などを目的に用いられる薬用植物のことですよ。ちなみに光永さんの好きな香りはありますか?

光永:僕は柑橘系の香りが好きですね。よく「リラックスするには、この香り」とかありますけど、効果効能はさておき、ついつい自分の好きなものを使っているんですよね。やっぱり、目的によって香りを選んだほうがいいですかね?

酒井:光永さんが使っている通りでいいですよ。好きなものを使うのが一番のリラックスですから。メディカルで使うものと、お家で使うものは違うんですよ。香りって脳で感じるので、良い香りがするものはきっと昔に良い思い出があって、そういう記憶に戻ったりするから良いんですよ。

光永:なるほど。確かに記憶が戻ることがありますね。

酒井:例えば、病気になった場合、好きな香りはあるけど、使ってはいけないものがあるんですよね。そういうのを知ることが大切なので、病気になってからは、効果効能を考えることは必要ですが、未病の段階では気にする必要はありませんよ。私達も、お店で紹介するときは、実際に香りを嗅いでもらって好きなものを買ってもらっています。

ストレス社会の救世主

光永:男性におすすめするハーブはありますか?

酒井:先ほどはアロマのお話をさせていただきましたが、ハーブというと思い浮かべるのはハーブティーだと思います。一番手軽に取れるのがハーブティーですね。今は、男性・女性に関係なくストレス社会ですよね。ハーブの働きは現代社会に合ったものなんですよ。抗酸化作用が多くのハーブに含まれていますし。

光永:それはハーブ全般的に抗酸化作用があるんですか?

酒井:はい、あります。
なぜかというと、ハーブは土に生えているので自身は動けませんよね。なので虫などの外敵から自分の身を守るために、葉や茎に虫が嫌がる匂いや成分を持っているんです。そうすると、虫が寄り付かないんですよね。それが芳香成分と言われるもの。また、フラボノイドのように日に当たっても自分自身がサビて枯れないようにする成分を植物自身は持っているんです。このように植物自身のために備わっている成分を、私達は植物からもらっているんですね。だから男性・女性に関わらずお勧めです。

光永:植物が自分自身を守るための力はすごいんですね。

酒井:また、ハーブティーはお茶やコーヒーと異なりノンカフェインが多いです。カフェインは神経を興奮させる働きがあるので、ハーブティーはその逆。つまり神経を落ち着かせる働きがあります。現代人って興奮している人が多いので、なんでもいいので、好きな香りや味からはじめることを勧めています。

光永:ハーブは現代のストレス社会にぴったりですね。
僕自身、外出先でハーブティーを出されることがありますが、ゆっくり落ち着いた場所で香りを楽しむと心が落ちつきますね。ただ、それは今の仕事に就くまで、ハーブに触れる機会がほとんどなかったのが事実。

うちのオフィスはハーブティーとコーヒーを来客の方に選んでいただくのですが、男性の方でハーブティーを選ぶ方が多いんですよ。ハーブは身体に良いという認識はしていると思うのですが、男性にとってハーブはとっつきにくいにイメージがあるのはなぜですか?

酒井:たぶん、それは照れくさいんじゃないんですかね(笑)
ハーブティーはオシャレなカフェから始まっているし、ハーブ自体もまだ一般的には販売されていないですしね。うちの取引先の男性がクリニックに来るときにカフェでお待ちいただくことがあるのですが、そのときに初めてハーブティーに出会っておいしさを知る方が多いですもん。きっかけというのが男性はまだまだ少ないですから。ハーブティー自体の知名度が上がり、いろんなレストランなどで導入されればコーヒー・紅茶、そしてハーブティーという選択枠が増えるともっと普及すると思いますね。

素材のチカラと旬

光永:普段はどのくらいハーブティーを飲まれるんですか?

酒井:私は毎日飲みますね。一日2〜3杯ぐらいですね。

光永:それは、症状や目的によって合わせて選んでいるんですか?

酒井:そうですね。季節によって変えています。今だったら寒いので身体を温めるものや風邪予防に免疫力をアップさせるものとか。でもそれは夏になると、うっとうしく感じてしまうんですね。なので、夏はすっきりするレモングラスやペパーミントなどのさわやかなものを選んでいます。季節よって、ハーブ自体のパワーが違いますからね。

光永:そうですね。ハーブは季節によって楽しめる要素がありますよね。コーヒーは一年中同じというイメージがありますし。ハーブは季節によっていろいろな楽しみができますね。

酒井:おっしゃる通りです!今ってあまり季節感を感じにくくなっていますよね。TVである食材を「○○に効果がある!△△に良い!」なんて聞くと、すぐに影響されて買う人っていますよね。今が旬じゃないものでも、関係なく買ってしまうじゃないですか。それってなんか違うなって私は思うんですよ。

光永:日本人は異常ですよね。国民性なのかもしれませんが。。。。怖いです。

酒井:コントロールされやすいんですよね。固執してしまう傾向がありますよね。野菜にしても収穫時期があるのですから、やはり旬のものは旬に食べるからこそ栄養があるのですから。。。

光永:日本ぐらいですよね。四季があるのは。すごく貴重ですよね。

酒井:そう、その通り!日本ぐらいしかないですよ。その中で、ハーブは季節によって一番生命力が強く、効果が高い時期を狙って収穫していくのは農作物と一緒ですよね。

光永:ハーブは薬草のこと?

酒井:ハーブ自体の定義は「生活レベルに役立って、香りがあるもので、毒性がないもの」がハーブ。例えば、染物や美容やポプリ、食などいろんな分野で使われているんですよね。薬用植物となると、ハーブティー、ハーブチンキ、ハーブサプリになれる薬効効果をきちんと明確にしています。ただ、土地の特性は大きいです。例えば、エキナセアというハーブは日本で栽培したものと比較すると本場のアメリカのものはぜんぜん物が違います。土地の意味は大きいです。薬用成分をとっても品質は最高ですね。日本で育てたハーブと本場で育てたハーブのエネルギー、力の差はぜんぜん違いますよ。

光永:当然、メディカルハーブとなると処方する量は決まっているのですか?

酒井:そうですね。もちろん許容量は決まっていますけれども、ハーブティーは全然気にすることないんでね。注意するのはハーブサプリやチンキですね。こちらは薬に近い感覚で使うので、あくまでもいろいろな症状が出ている方に出します。デパートでは安全性がもっとも高いハーブしか取り扱っていないのですが、クリニックで使う場合は、効果が高い分注意が必要なものがありますね。

光永:季節によって、ハーブの力が異なると聞きましたが、生のハーブと乾燥ハーブで違いはありますか?

酒井:効果は同じですね。ただ生はえぐみやにおいが強くなるので、乾燥されているハーブのほうが飲みやすいですね。

光永:初心者はハーブティーから始めるのいいですね。

酒井:そうですね。症状がある方は、ハーブティーだと効果がでるのに時間がかかるので、より早く体感するためにはハーブサプリやチンキなど薬効が凝縮されたものが良いでしょう。専門家に聞くことが大切ですね。でも専門家はまだまだ少ないので、専門家の育成も大事です。じつは、来月からハーバルセラピスト(メディカルハーブ療法のアドバイザー)の養成講座が統合医療ビレッジグループの株式会社ビレッジ・ファルマで始まるんですよ。私が企画に携わっているんです。一人でも多くの方に、正しい知識を伝えたいです。

ロハスの動き

酒井:ロハスという言葉が流行りだしていますよね。東京は情報発信地なので耳にしますが、地方についてはどうですか?

光永:地方ではロハスという言葉は認知度がまだ低いですね。
ただ、その言葉は使われてないだけで、別の言葉、例えば「地産地消」という動きは急激に伸びています。その土地で取れたものを食べる。海外や遠くから食材を取り入れると、ガソリンなどのエネルギーを使ってしまうので環境の負荷になりますよね。プラス、地方を見直す、食を見直すという観点で、昔は当たり前だった地産地消が見直されています。寒い土地で取れたものを食べることで寒さに負けない体を作るとか、ロハスの考えに通じるものがあると思いますよ。

酒井:光永さんが伝えたいロハスはなんですか?

光永:僕は、日本人が日本の良さを大切にするということが重要だと思っています。だから「和」の良さ・大切さを伝えていきたいですね。海外のものでも良いものはたくさんありますが、やはり日本人なら日本を・・・という気持ちは強いです。昔からある伝統をなくすのではなく、現代にアレンジしてね。先日も群馬のロハス物産展に行ってきたのですが、職人さんのこだわりがすごく感じてとても楽しかったんですよね。酒井さんはロハスをどのように考えていますか?

酒井:医療者というよりも個人的な意見ですが、病気になったときに落ち込む人がいますが、そのときに自分の生活を見つめなおす、そのときの路線のひとつがロハスだと思います。例えば、輝いている人の話を聞くとすごく自分磨きをしているのに気づきますよね。ロハスな人だと思います。いくら周りが環境・健康って言っても、結局は自分を変えるのは自分自身ですよね。だから素敵だと思う人が増えれば増えるほど、周りの人は感化されていっていつの間にかロハスな人が増えるんじゃないのかなって思います。

光永:そうですね。何事も自分の意識次第ですよね。人はなかなか変わることができないですから。僕は、失いつつある日本人ならではの「和」の良さ、食の大切さをみなさんと共感していきたいですね。

 編集後記

今回のトークでは、ハーブの歴史から植物パワーの底力を伺うことができました。まだまだ知名度が低いハーブ。しかし、ストレス社会の私達には必須アイテムなんですね。普段の生活に上手に取り入れたいですね。


→バックナンバー

▲ページ上に戻る



Copyright (c) 2005-2008 LOHAS PROJECT,Inc. All Rights Reserved
doLOHASサイトに掲載されている画像または記事の無断転載を禁じます。
| doLOHASとは? | 運営会社 | 採用情報 | プライバシーポリシー |