【雨降りと病気】

雨は病気の発生を助長しやすいと言われており、特に長雨時に病気が発生しやすい、とされています
風情はともかく夏のスコールの様な豪雨より、梅雨の様にしとしと毎日降るような雨の方がより病気を発生させやすくなるようです。
長い時間多湿の状態が継続するとカビなどは発生しやすくなり、食物なども傷みやすくなります。
感染性の下痢や食中毒などももちろんこの時期に広がりやすくなるわけです。雨そのもの、というより「長期間持続する高温多湿状態が様々な病気を起こしやすくする」というのがより的確な表現かも知れません。
【中医学と雨降り】
湿度や雨降りと病気・健康の関連性については西洋医学より中医学のほうがより考えられているかも知れません。中医学からするとそのような季節性が病気に関連している事を「寒邪」「署邪」「風邪」などと表す事があり、湿度についても「湿邪」と表したりします。
この湿邪の特徴としては「重い事」とされています。この時期に体がだるくなったり、活動性がなくなるのがこれから来るとされているわけです。確かに梅雨の時期はやる気もそがれますね。特に元々体内に湿度を持っている体質の人が体外の湿度に反応するそうです。中医学では「同気相求」という言葉があり、書いて字のごとく「同じような性質は互いに呼び合う」と言う事が言われています。人の湿気が天気の湿気を呼び合ってシンクロしてしまうわけです。すごい概念ですね。
【梅雨をどうすごすか】
そこで実際正味1月半ほどの間、どの様にすごせば無事に(?)過ごせるか、考えてみましょう。まずは体内部に関しては湿気を少なくする事が大切になるそうです。
水分や生もの(サラダや果物など)を取りすぎたりする事は避けた方が良さそうです。また、水分や野菜などを摂取する時には温めた方が良さそうです。温めたものは体の湿気を増やす要因にはなりづらいようです。
また、そもそも魚介類なども含め加熱していない食べ物はこの時期湿気にて傷みやすくなっており、体の湿気の量にかかわらず胃腸の調子や感染症に注意する意味合いにおいても摂食する際には注意が必要でしょう。
【梅雨と梅】
では、そのまんま梅はどうでしょうか?単純に梅の熟する時期で「梅雨」というように説明しましたが、そもそも梅は非常に健康に良い事がわかって来ています。
以前のコラムに書いたように血液の流れを改善する事は既に明らかになっていますし、酸っぱさの素であるクエン酸は疲労の素である乳酸を抑え、疲労回復に働いたりしますし、極めて優秀な健康維持食品と言えるでしょう。
しかもそもそもクエン酸は食中毒の原因となりうる細菌の増殖を抑えるので、まさに梅雨の時期にはぴったりの食品と言えるでしょう。
なお、クエン酸は酸っぱさの素、ですからなにしろ酸っぱい方がよい。すなわち昔ながらの製法で作られた「口がひん曲がるような酸っぱい梅干し」とかが良いわけです。「梅雨の時期に良い食べ物が梅」・・・よくできていますよね、昔の人はわかっていたんでしょうかね。
また、レインコートや傘などファッションとして梅雨を楽しむ、と言ったようにストレスに感じないように生活するということも大事ですね。この時期に雨が降らないと必ずと言ってよいほど夏に「水不足」というように騒がれますので梅雨はなくてはならないのは間違いない訳です。梅雨という季節・気候を理解して上手く付き合う事が大事ですね。いっそ梅雨を楽しめたら最高ですね。
例えばどこかで梅雨を感じに行くとか。雨にけむる紫陽花なんかもいいですね。都会で早足で動いているとベタベタしてうっとうしいな、と思ってしまいますが、山の中などで小雨なんかにあたると以外に心地よかったりしますよね。あんまり嫌ってもかわいそうかな。
それでは、また。
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